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今年のドゥニさん講習会お菓子の試作をしての感想

今年もドゥニさんの来日が間近となりました。

これまで常に言ってまいりましたが、
フランスと日本の素材の間には、味わいと共に物理的、化学的性質が大きく異なります。

フランスでの同じレシピと技術で、

日本の素材でお菓子をつくってもフランスでのおいしさは

ほとんどの場合正しく再現することができません。

素材の違いを調整する必要があるのです。

今年も7月のはじめに2/3ほどのレシピがドゥニさんから届きました。

今、日本の素材で私が試作を重ねています。

そしてドゥニさんは7月29日に来日します。

講習会の日まで、さらにドゥニさんの指示に従い、本来の味へ調整をします。

これがイル・プルー・シュル・ラ・セーヌのやり方です。


フランス人を呼んでの講習会はどこでも、フランスでのレシピそのまま。

それでは旨いお菓子ができるわけがありません。

今年も素晴らしいお菓子がいっぱいです。

なかでも新作の、ショコラのガトーバスクはすごい。

私も去年、ショコラのガトーバスクを作りました。

私はスペインのアーモンドの豊かな味わいが埋もれないように作り上げました。

とても旨い。


しかしドゥニさんはショコラの味わいを幾重にも重ねに重ねて、
一つの味わいを作り上げました。

もともとのガトーバスクとは全く別の味わいです。

しかし、その多重性・多様性溢れる味わいには、

到底私の到達しえない、

ドゥニ・リュッフェルの激しい個性と正統の伝統がぶつかりあった、

より深いフランス的な味わいへの底知れぬエネルギーを感じます。



一口含みます。

「んーーー」

私の五感が押しつぶされるような力をもった旨さに包まれます。

やっぱりすごい。もうこの後出現することのない、天与の才に満ちた人です。

今年も素晴らしい講習会になるでしょう。

ドゥニさん講習会はネットからもお申込み頂けます。



Img_0221
※試作中のガトーバスク



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