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フランスでの最後の確認 本来の味わいを持ったフレンチワインの素晴らしさ

2012年秋。今回の渡仏の目的は、フランス、スペイン各地から日本へ独自に秀逸なフランス菓子の素材をもらっているそれぞれのサプライヤーとの意思の疎通を図るためと、もう一つの目的はいよいよ、2013年の初めから「日本のワインの夜明け」のワインキャンペーンを始める前にもう一度フランスの正常なワインの味わいと、酸素無透過の袋に詰めたワインとの味わいの違いがどれくらいあるのかを確かめる為でした。これは既に述べたように、私の想像を超えた味わいでした。

 

2012年秋、パリ滞在中に私の友人、パリ「パティスリー・ミエ」のオーナーシェフ、ドゥニ・リュッフェルの招きで昔ながらの味わいを作り続けているあるレストランで夕食を共にしました。

そこで彼は白ワインにはコンドリュー、赤ワインにはクロ・デ・ムーシュを選んでくれました。

コンドリューの未だ心拓かれぬ頼りなさに満ちた思春期の蒼さに満ちた香り、心の琴線に静かに懐かしくさわやかに触れるエレガントな香り、一度グラスに鼻を近づけると、その香りのあまりの素晴らしさに、グラスから鼻を離すことが出来ません。んー、本当に心が感覚がその香りに吸い込まれるのです。

口に含めば、香りがもたらす味わいの予感と少しもたがわない味わいが正に私の感覚を包みます。もう何も言葉は要りません。

そして、しばらくしてからのクロ・デ・ムーシュ。正に鮮烈さに満ちたあまりにも鮮やかな透明そのものの深く強い芯のある色、しかしその色は瞬時に私の感覚を染めきってしまうほどの力を持っている。2つの香りはキリッと1つの意思のもとに収束し、私の身体のすべての細胞を目覚めさせる。味わいは、優しく心安らかに1つの思いに束ねられ私の感覚に眠るすべての懐かしさを優しく揺り動かす。

正に、自然の恵みに自然に謙虚に対峙する人間の意思が深く息吹く正に神の助けの下になされた創造。

フレンチワインの深い精神性溢れる味わい。

これは正に久しく味わう人生の素晴らしい心に刻まれるひと時でした。

 

日本で飲む亜硫酸化合物入りのワインは、このうちのわずか一つの喜びも満たしてくれません。不快極まりない味わい、そしてそれは私たちの心と身体を傷つけているのです。

しかし私がこの日本に新たにもたらそうとしているワインは、本来のものと全く同じとはいかなくても、かなりの部分の喜びを感じることが出来ると、今、確信を持っています。

 

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