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それにしても理解できない日本でのコンテストの開催

既に詳しく述べたように、ワインは船、飛行機どちらで運ばれても、日本側着時には本来の味わいとは全く異なるものに変化しています。そしてそのワインの味わいの特性がある程度戻るまで少なくとも3ヵ月は必要です。そして本来の味わいに近づくためには更に3ヵ月、計6ヵ月は必要です。しかし、ワイン(二酸化硫黄のみのもの)は日本に着いてから1ヵ月で雑菌の侵入によりかなり味わいが変質し、23ヵ月もすれば色合いは黒ずみ、甘みがすべてを包んだ繊細な様々な香りがだらしなく混ざり合ったような鈍重極まりないものになってしまいます。

つまり、いずれにしてもこの日本ではフランスなどで飲む本来の味わいはどこにも存在しません。また本来の味わいに近いものさえ見つけることは不可能なのです。ワインを口に含んで、強く揺すれば、隠れていたそれぞれの味わいの個性が現れてくるから、多少変質しているワインでも生産地くらい分かるんだ、なんてことはありはしません。

コンテストを主催するフランス人達は知らなかったのでしょうか。あるいは、そんなことはどうでもよかったのでしょうか。私の考えでは、そんなことは知らなかったし、またどうでもよかったのだと思います。日本人が喜んで熱狂してワインに興味を示すパフォーマンスを断固やることが、目的だったのです。

ワインは、日本でどのようにしても大きく変質してしまうのですからそれを正しく評価して、そのワインの名を当てるなどのコンテストを開くこと自体がおかしいのです。むりやり日本でコンテストを開催すること自体、理不尽であり変質したワインの産地を正しく言い当てることも不自然なことなのです。むしろそれを言い当てたとしたら逆におかしいことではないのでしょうか。それでも日本でコンテストを行いたいのは、金のある日本人にもっと大量に飲んでもらうために、日本でセンセーショナルなイベントをやり、日本人をその気にさせようという意図がフランス側にあるのは当たり前です。

とにかく、何としてでも日本にワインブームを起こし、フランスからのワイン輸入を増やすのだという強い意図が生々しく感じられるのです。私は日本に輸入されたワインを恐らく味で一番熟知しているものとして、この大きな疑問を提示したいのです。


>>>続く

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